健康志向ブームにより、再び運動の大切さが強調されてきています。有酸素運動は、脂肪燃焼効率を高める代謝機能を促進する効果があり、注目されているのが「ウォーキング」です。ウォーキングは運動が苦手な人でも気軽に取り組めますし、身体への負担も少なくて済みます。
では実際のところ、ダイエットの観点から見てウォーキングはどれほどの効果があるのでしょうか？ 減量が目的でウォーキングに取り組む以上は知りたいですよね。そこで今回は、ウォーキングのダイエット効果についてみなさんに紹介していきたいと思います。

ウォーキングダイエットの効果とメリットを紹介

ウォーキングダイエットの効果について説明します。

運動が苦手な人でも有酸素運動を実践できる

ランニングやエクササイズなどは有酸素運動として定義されます。有酸素運動は、酸素を取り込みながら身体を動かしてエネルギー消費を意図的に増加させることで、脂肪燃焼に結びつけるという効果があります。

今回のテーマであるウォーキングも有酸素運動に分類されます。ランニングに比べるとエネルギー消費量は控えめですが、疲れにくく脂肪燃焼に直結する有酸素運動として人気です。

有酸素運動には他にも水泳やジョギングなどもありますが、どれも激しい動きを伴うため、ある程度の運動能力を要求されることがしばしばあります。初心者にとっては継続が難しく、いつのまにか減量へのモチベーションを失って辞めてしまうケースも。
しかしダイエットを成功させるには、こうした有酸素運動を継続しなければまるで意味がありません。だからこそ、負担が少なくて自分のペースで実践できるウォーキングがオススメなのです。誰にでも気軽に始められて、なおかつ続けやすいのがウォーキングの最大のメリットと言えますね。

足への負担が少ないので安心して取り組める

ダイエットを決意したものの、張り切りすぎて運動で挫折した人は決して少なくありません。特に、ランニングなどの有酸素運動ではそうしたケースに陥りやすいと言われています。
これまでずっと運動をサボってきたのに、いきなり足への負担が大きいランニングをするのはオススメできません。すぐに足やヒザを痛めてしまうでしょう。たとえ運動部出身の人であっても、久しぶりに運動をするなら、初めのうちはウォーキングからスタートするのがよいでしょう。ある程度ウォーキングで足腰を鍛えたら、徐々に走る時間を増やしていけばいいのです。

「もともとランニングは得意だったけど、現役時代にヒザを悪くしている」という方にもウォーキングはオススメです。ちゃんとしたフォームでウォーキングすればケガの心配なく快適に歩けます。もちろん、あらかじめ医師に相談しておくことが前提です。ケガの具合によっては、ウォーキングでもNGが出る場合があるので気を付けましょう。

気分転換できて心身ともにリラックスできる

仕事や買い物のために普段から歩くことは当然あるかもしれませんが、ただただ「歩く」ということに集中できる機会はそう多くありません。ウォーキングは、何かに急かされることなく、自分のペースでひたすら歩くだけの有酸素運動です。ウォーキングしながら近所を散策すると、いつも見慣れているはずなのに、これまでとは景色が違って見えてくることもあります。そうした新鮮な体験が、とてもよい気分転換になるのです。

ウォーキングを終えて帰宅すると、心地よい疲れを感じて夜はグッスリ眠ることができます。心身共に充実するウォーキングには、他の有酸素運動にはないメリットがあると言えるでしょう。まさに健康的ですよね。

ウォーキングダイエットってどうすればいい？

ここではウォーキングダイエットを行う際のポイントについて説明します。

ウォーキングダイエットで効果を出すには？

ウォーキングで減量効果を実感できるまでには、最低でも2週間～1カ月、長ければ3ヵ月ほどかかると言われています。つまりウォーキングダイエットでは継続することが何より重要なのです。ウォーキングでダイエットしたいなら、まずは継続できるようになりましょう。自分のライフスタイルに合わせて、ウォーキングに費やせる時間を確保しましょう。ポピュラーなウォーキング時間は、朝か夜ですね。仕事で忙しくて帰宅時間が遅い人は、朝に早起きをして1時間ほどウォーキングするという方が多いです。夜にウォーキングする人は、食事を済ませた行うパターンが一般的のようです。

コースを決めて毎回同じコースを歩く

ウォーキングは散歩のような気分で行うのもいいですが、ダイエット効果を引き出したいなら、ある程度はウォーキングコースを決めたほうがいいでしょう。なぜなら、毎回規則的にコースを歩くようにすることで、自分が歩いた時間や距離を把握できるからです。不規則なコースを歩くと、時間の感覚がズレてしまいます。たまには気分を変えて違うコースを歩くのもいいですが、リズムが崩れないように、基本的には毎回同じコースにしたほうがいいでしょう。

歩き方に気を付けて毎回正しいフォームで歩く

ウォーキングは、ただいつも通り歩けばいいというものではありません。ウォーキングでダイエット効果を得るには、上半身と下半身をしっかり使うフォームを実践しましょう。ウォーキングの際は大股で歩き、腕をしっかり振ることが基本です。

ウォーキングダイエットを実践する際のコツは？

ここではウォーキングダイエットを継続する上で大切なポイントをご紹介します。

好きな音楽などをかけて楽しむことが大事

ウォーキングは、退屈に感じるとなかなか続きません。脂肪燃焼の効果が出るには歩き始めてから30分以上の時間を要しますので、最低でも1時間はウォーキングしなければなりません。だからこそ、好きな音楽を聴きながらウォーキングしたり、家族と喋りながら一緒にウォーキングして、少しでも楽しみを見出せる工夫が必要です。

まとめ

いかがでしょうか。
ウォーキングは老若男女問わず実践できる有酸素運動。思い立ったその日から始められますので、ダイエットの第一歩としてぜひトライしてみてくださいね。

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