革靴が蒸れるのは仕方ない?蒸れて臭う原因と防止方法について

「革靴が蒸れる原因が知りたい」
「革靴が蒸れるのを解消したい」
など、通勤で革靴を履いている方の中には、革靴が蒸れて嫌な思いをしている方も多いことでしょう。
蒸れが悪化し日常生活に支障をきたしてしまうほどになってしまうと、足白癬(水虫)や疥癬のような皮膚病の可能性が高くなってきてしまいます。
そのため、症状が軽いうちに出来る限り靴の蒸れの原因を知り、対策方法を実行することが重要です。

足の蒸れと臭い、かゆみは革靴に原因がある

出典:Pixabay

靴の蒸れを感じる人の中には、足の臭いやかゆみにも悩んでいるという人も、いるのではないでしょうか。
足の蒸れや臭い、そしてかゆみの原因の大部分は、自分に合わない革靴を履いてしまっている場合や生活習慣問題など、大きく4つの原因が考えられます。

合皮の革靴を使っている

合皮には人工的に本物の革のように作られた「人工皮革」と、合成樹脂を張り付けた「合成皮革」の2種類があります。
人工皮革と合成樹脂2つの特徴は、安価で傷に強く、水にも強いというメリットがある一方で、表面をコーティングしているため、足が蒸れてしまうというデメリットがあります。
革靴が蒸れているという方は、一度自分が履いている革靴をチェックしてみてください。

自分のサイズに合った革靴を履いていない

キツ過ぎる革靴は足を緊張させてしまい、発汗しやすくなってしまいます。
では「サイズに余裕があるものだったら良いのか」というとユル過ぎるのもダメです。
理由は、足が固定されていないと無意識に力が入ってしまい、発汗を促してしまうからです。

幼い頃、大人用の靴を履いてみた経験はありませんでしたか?きっと非常に歩き難かったのを覚えているはずです。
あなたの革靴は大きすぎたり、小さすぎたりした革靴を履いていたりしませんか?

同じ靴を履き続けている

革靴の蒸れに気になるのならば、2日以上同じ靴を履くのを控えましょう。
毎日同じ革靴を履いていると臭いはもちろんの事、靴自体の消耗が激しくなってしまうからです。
一足しか革靴を持っていない方は、あと3~4足予備の革靴をもっておくと良いでしょう

革靴のケアを怠っている

履いていない革靴は、しっかりと乾燥させ、湿気を無くすことが必要です。
なぜならば、1日履いた革靴は、非常に多くの汗を吸っているからです。
革靴が吸った汗を自然に乾燥させるには、2日程度の時間がかかるとされています。
従って、1日履いた革靴は何日か休ませ、日陰干しにするなどの対策をしてください。

革靴で足が蒸れるのを防ぐ3つの対策

出典:Pixabay

最後に、革靴を履いていても足が蒸れなくなる方法を解説していきます。
革靴が蒸れなくなるようにするためには、「同じ革靴を履かない」「革靴のケアをする」のも重要ですが、どのような革靴を選ぶかというのも大事です。

ラバーソールのものは履かない

革靴のソールには、天然皮革のものとラバーのものがあります。
天然皮革というのは、牛や馬などの革になめしなどの工程を加えたもので、ラバーソールとはゴム製の靴底のことです。
天然皮革と比べてラバーソールは通気性がよくないので、革靴を購入する際は天然皮革のものを購入するようにしましょう。

防水性もあるゴアテックスサラウンドにする

ゴアテックスというのは防水透湿に優れた素材のことです。
通常の革靴場合、アッパー部分にゴアテックス素材を使用されていますが、足の裏までは有効ではありませんでした。
そこで改良して作ったのが、足の蒸れにも効果のある『ゴアテックスサラウンド@フットウェア』というものです。
足の蒸れが気になっている方は、『ゴアテックスサラウンド@フットウェア』を使用している革靴を購入してみてはいかがでしょうか。

替えの革靴を用意しておく

前述したように、1日履き続けた革靴には、多量の汗を吸ってしまっています。
仮に同じ革靴を2日以上続けて履いてしまうと、足が蒸れるだけではなく、臭いを発生させてしまう可能性が高いでしょう。

革靴は、できる限り毎日履き替えるのがベストです。
梅雨などの湿気の多い時期には、革靴を乾かすには2日では足りない可能性もあります。
できれば普段はいている革靴を含めて、合計4足以上用意できればベターでしょう。
4足あれば、月曜日から金曜日まで余裕を持って履きまわすことが可能です。

まとめ

出典:Pixabay

革靴が蒸れて悩んでいるという方は、「どうして革靴が蒸れてしまうのか」
「どのようにすれば革靴を履いていても蒸れなくなるのか」が分かったのではないでしょうか。
冒頭でも書いたように、足の蒸れがひどくなってしまうと、足白癬(水虫)や疥癬などの皮膚病にかかるリスクが高くなってしまいます。
足白癬(水虫)や疥癬になる前に、自分で対処することが重要です。

キーワード