靴の素材ってどのようなものがある?天然皮革やスエードについて

「靴の素材ってどのようなものがあるんだろう?」。天然皮革に合成皮革、スエード素材など、一言に靴の革の素材といっても、非常に多くの種類があります。

せっかく靴を買うなら長持ちさせたい、そう思いませんか?よくある合成皮革は、経済的で手入れをする必要がないというメリットがありますが、数年履くとひび割れを起こしてしまうのと、通気性が悪いので蒸れやすいというデメリットがあります。

もし靴を長持ちさせたいと考えているのならば、人工皮革のものより値が張りますが、天然皮革のものか、スエード素材を使用している靴を選ぶようにしましょう。

今回は天然皮革にはどのような素材があるのか。そしてスエード素材にはどのような素材があるのかを解説していきます。

天然皮革の靴は耐久性があって蒸れない

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動物の皮を原料とし、なめしという加工を加えたものが天然皮革です。天然皮革の特徴は丁寧に使えば、10年以上持つといわれているように、長持ちをするというメリットがあります。

また人間の肌と同じで、汗などの水分を吸収しても発散するという特徴があります。通気性も良く、蒸れることがないので、足や靴の臭いに悩んでいる方は、人工皮革の靴を履くよりも天然皮革の革靴を履くようにしましょう。

一方で人工皮革と違い、自分で手入れをしないといけないだけではなく、雨などに濡れてしまうと傷みやしみの原因となってしまうので、取り扱いが難しいというデメリットがあります。

天然皮革の種類

天然皮革に使用されている動物の種類は様々です。最もメジャーな天然皮革といえば牛革でしょう。牛革には生後生まれてからの期間や去勢をしているかいないかで、様々な呼び方があります。

牛革の他にも馬革や豚革、羊革、山羊革など。蛇やワニなども聞いたことあるのではないでしょうか。あまり知られてはいませんが、とかげやかめなどの爬虫類革というのもあります。この項では最もメジャーな天然皮革である、牛革の種類別の呼び方と特徴を紹介していきます。

傷が少ないため最高級品のカーフ素材

生後6か月以内の仔牛の革のことです。取れる量も少ないこともあり、牛革の中でもっとも高級な革で、きめ細かく肌触りが良いという特徴があります。

カーフ素材の次に高級品のキップ素材

生後6か月から2年くらいの牛の革のことをいいます。仔牛と成牛の間という意味で、「中牛革」とも呼ばれています。きめが細かく、カーフ素材には劣りますが比較的綺麗な素材であることが特徴です。

一般的に使用されているステア素材

生後2~6か月以内に去勢した雄の成牛をステアと呼びます。大きい上に厚みがあるので、素材として非常に優れており、最もポピュラーな牛革として知られています。

靴の皮の内側を起毛させているスエード

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スエードは革の内側をサンドペーパーで起毛させている革です。元々はスウェーデンで生まれた技術が、フランスに伝来したという説が最も有力だといわれています。

スエードで使用される革は仔牛だけではなく、豚や牛など動物の革を使用し、起毛素材の中では最も一般的といえる商品です。スエードは革靴だけではなくカバンの裏地など様々な商品に使用されています。

スエード以外の起毛素材

起毛剤の種類はスエード以外にもベロアやヌバック、バックスキンなどがあります。一目しただけでは、中々見分けがつき難くなっていますが、それぞれの起毛素材は使用している素材や特徴が違っているので間違えないようにしましょう。

今回は靴の素材として使用頻度の高い、ベロアとヌバックについてと、スエードとの違いについても説明していきます。

毛足が非常に短く若干光沢があるヌバック

ヌバックは牛革の表を、やすり掛けし起毛させた素材です。スエードに比べて丈夫なだけではなく、毛が短いというのが特徴です。また手触りがよいので革靴だけではなく、ハンドバックや高級家具にも使われています。

スエードとの違いはヌバックのほうが、革が厚いということです。

スエードよりも少しだけ毛足の長いベロア

ベロアは成牛革を使っているため、毛が長く繊維が粗いです。ですがスエードより手触りが滑らかで、光沢があり、光の当たり方によっては色が変わって見えるのも特徴でしょう。

まとめ

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革靴で使用されている素材の天然皮革とスエードなどの起毛素材について紹介してきました。天然皮革だけでは最もメジャーなのは牛革ですが、牛革の中にもカーフやステアなどに分類され、それぞれ特徴があります。

また起毛素材もスエードやヌバックなどの種類があることを分かってもらえたのではないでしょうか。革靴に使用されている素材は非常に多いので、どれが自分に合っているか検討してみましょう。

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