
靴のつま先を補強するためにはどのようなことをすればいいの?
靴を長く愛用するためには、補強するのがおすすめ。靴で補強すべき個所はいくつかありますが、今回はつま先の補強方法や選び方などについて紹介します。
補強するメリットにも触れているため、新しく靴を買った方はぜひ最後まで読んでみてください。
つま先を補強するメリットって?

つま先は消耗しやすい部分であり、履き心地が悪化することもあります。
事前に補強しておけば、履き心地を損なうこと無く、愛用の靴を長く履けるでしょう。
特にレザーソールの靴は、どうしてもつま先部分が消耗してしまうもの。
そのため 、できる限り早めにつま先の補強をしておきましょう。
タイミングが遅いとうまく補強されず、すぐに剥がれてしまいます。
なお、具体的な方法に関しては、以下で紹介しています。
靴を補強する方法とは一体何?

もしつま先を補強しようと思った場合、どのようなことをすれば良いのでしょうか。
「靴修理店に依頼しないと駄目なの?」と思う方がいるかもしれませんが、自分で作業することもできます。
まずは専用の補強グッズを手に入れよう
つま先を補強する際、まずは専用の補強グッズを集めることから始まります。
必要なものというのは、かかとつま先兼用ラバープレートです。
ホームセンターやネットショップなどで販売されているグッズのため、すぐに入手出来るでしょう。
製品の中には接着剤や釘がセットのものもあり、1つ買うだけで全て揃えられるので最適です。
つま先に取り付けるだけでOK
グッズを揃えたら、早速つま先を補強しましょう。
作業内容は至ってシンプルであり、つま先部分にプレートを貼り付けるだけ。
これだけで作業が完了します。
貼り付ける際には接着剤を使いますが、それでも外れそうな場合に釘を使います。
靴の素材や使用歴によって貼り付け方が異なる場合もあるため、自分の靴に応じて対応しましょう。
靴修理店に依頼する方法もアリ
自分でするのが不安な方や近くに補強グッズが販売されていない方は、靴修理店に依頼しましょう。
靴修理店であれば、プロの技術を用いてつま先部分を補強してくれます。
例えば「Spica」という靴修理屋であれば、2,500円(税抜)で依頼可能。
納期は4日で、靴に合わせて最適な長さのネジを使って補強してくれます。
補強に使う素材はどれがいいの?

つま先を補強するためには専用のグッズが必要ですが、その素材はいくつもあります。
これから補強する方にとっては、どの素材がいいのか迷ってしまうでしょう。
そこでここでは、用途や目的に応じたおすすめの補強素材を紹介します。
履き心地重視なら牛革
履き心地を重視する方は、牛革を使うのがおすすめ。
補強する前の履き心地とほとんど変わらないため、違和感なく履けるでしょう。
また、他の素材と比べて馴染むのが早いというのも牛革の魅力的なポイント。
一方で、馴染むのも早い影響で劣化しやすいというデメリットもあります。
補強したからといって安心していると、以前よりもアウトソールが悪化してしまうかもしれません。
自分で補強するならラバー
ラバー素材は気軽に購入しやすいため、一般的によく使われています。
履き心地を損なうこと無くつま先の劣化を防ぐ上に、他の素材と比べてリーズナブルな価格で補強することが可能。
バランスの良い補強素材ということもあり、まずはラバーを試してから他の素材を使ったほうが良いという声もあります。
耐久性にこだわるならスチール
頻繁に靴を履く方や耐久性にこだわる方には、スチール素材が良いでしょう。
ただ、スチールの場合は購入してすぐに補強すべき素材です。
その理由は、ある程度履き慣らした上でスチールを使うと手間がかかってしまうため。
スチールによる補強は基本的に靴修理店が担当しているので、購入してすぐに靴修理店へ依頼しましょう。
デメリットとしては、履き心地が悪くなりやすいということ。
補強前よりも重い靴になってしまい、牛革やラバーよりも足馴染みが劣ります。
100円ショップ でも販売されているの?
できる限りコストを抑えて補強したい方は、100円ショップをチェックしてみましょう。
大手100円ショップであるダイソーには、様々な補強グッズが販売されています。
つま先用の補強グッズもあり、説明文通りに進めることで補強できます。
ただし、店舗の規模や在庫によって販売されていないことも。
まずは近くのダイソーがあれば足を運び、補強グッズがあるのか調べてみるのも手ですよ。
まとめ

今回は、靴のつま先を補強するメリットや補強方法などについて紹介しました。
つま先は消耗しやすい部分であり、特にラバーソールの靴であればなおさら注意が必要です。
つま先の補強をすれば消耗を防ぐことができ、お気に入りの靴を長く履けるでしょう。
素材によってメリット・デメリットがあるため、ぜひ今回の記事を参考にして、自分の靴を補強してみてください。