お金をかけずに革靴のつま先を修理したい！便利グッズと修理方法
「いつの間にか革靴のつま先に傷がついてる…」
「革靴のつま先が剥がれちゃった…」
お気に入りの靴は登場回数が多いので、どうしても傷みがはやいことは否めません。
愛用の品だからこそ、そのままにしておくわけにはいけませんよね。
修理しなければなりませんが、店に頼むのではなく出来る限り自分で修理をしたい、という方も多いことでしょう。
自分で革靴のつま先を修理したいという方に、革靴に起こるトラブルの種類と修理方法、修理をするのに便利な商品を紹介してきます。
革靴のつま先を今すぐ自分で修理する方法
「自分で革靴を修理しよう！」と意気込んでも、実際、どのように修理をすればよいのか考えると、不安になってしまいますよね。
この項では、革靴のつま先に起こってしまうであろう、トラブルの種類と修理方法を紹介していきます。
靴のつま先が剥がれてしまった場合
靴のつま先の剥がれを修理する方法は以下の2種類です。
① 接着剤やボンドを使って修理する
接着剤やボンドを使って修理する方法は、剥がれてしまった靴底と靴の本体の両方に、接着剤やボンドを塗るようにしましょう。
どちらか一方では粘着力が弱く、歩いている最中に剥がれてしまうからです。
接着剤やボンドを塗ったら、ハンマーなどを使って靴底をたたき、靴本体にくっつけるようにしましょう。
② ネジを使って修理する
ネジを使うメリットは、接着剤やボンドを使って張り付けたときより、雨や梅雨など湿気の多い時期でも剥がれてしまう心配が少ないという点でしょう。
ネジを使う場合は、靴のインソールを取り外してから、ネジを打ち、靴底を固定します。
注意しないといけないのが、ネジの長さを考慮しないといけないということです。
ネジの長さを考慮し修理をしないと、靴底からネジの先端が出てしまうので、十分に気をつけてください。
浅い擦り傷ができてしまった場合
浅い擦り傷＝靴の表面が剥げてしまっている状態なので、クリームを使い修正をします。
使用する道具は、馬毛ブラシ・色付クリーム・ペネトレイトブラシ・豚毛ブラシ・布の5つ。以下、浅い擦り傷ができてしまった場合の修理方法です。
① 馬毛ブラシを使って、靴についているごみを取る。
② ペネトレイトブラシに少量の色付クリームをつけ、強めに塗る。
③ 豚毛ブラシを使い、強めにブラッシング。
④ 最後に、布を使って余った色付クリームをぬぐい取る。
つま先に深い傷ができてしまった場合
深い傷＝表面が削れてしまっている状態なので、平面に整える必要があります。
修理に必要な道具は、サンドペーパー2枚。クリーナーにアドカラー、筆、パレット、小さな容器の6種類です。
靴の色と合うアドカラーがない場合、何種類かのアドカラーを使い、靴の色と合うものを作りましょう。
またパレットはアドカラーを混ぜる際に使用し、小さな容器はアドカラーを水に溶かすために使います。
以下、つま先に深い傷ができてしまった場合の修理方法となります。
① 傷のついている部分を、サンドペーパーを使って削る。
② クリーナーを使って、①で出たカスや汚れを取る。
③ アドカラーが靴の色と合わない場合、靴の色と合ったアドカラーを作る。
④ ③のアドカラーを傷になっている部分に塗る。
⑤ 乾かす。
つま先の一部分がへこんでしまった場合
つま先のへこみは人ごみの中で踏まれたり、重いものを落としたりすると起こってしまいます。へこみを修理する道具は、シューキーパー、水、ハンマーだけです。
以下がへこんでしまったつま先を修理する方法です。
① 靴に、シューキーパーを入れる。
② つま先のへこんでいる部分に、水を一滴垂らす。
③ へこんでいる部分を、ハンマーで強めに叩く。
ダイソーでも買えるつま先を修理する商品
最後につま先の修理が簡単にできるおすすめの商品をいくつか紹介していきます。
ダイソーなどの100均で購入できる商品も紹介していますが、100円だからといって侮ってはいけません。100円ではもったいないくらいの、非常に使い勝手の良い商品ですよ。
ボンド靴底補修用
最初に紹介するのは、100均のダイソーで購入できる、靴底が剥がれてしまった時に使うボンドです。靴のつま先だけではなく、かかとの接着等にも使用できます。
かかとつま先兼用ラバーシート
かかとつま先兼用ラバーシートは、つま先やかかとを修理するための商品です。
特殊ゴムで作られているため、摩耗に強いだけではなく滑り止めとしても機能するというメリットがあります。
シューグー
シューグーは、つま先の剥がれや靴底の補修や滑り止めに使用できる補修材です。
非常に強力な補修材で、靴以外の修理でも使用することができます。
まとめ
革靴のつま先の修理方法について解説してきました。
靴の修理箇所によっては、いろいろな道具を用意しないといけません。
ですが、修理方法自体はあまり難しくはないと思った方も多いのではないでしょうか。
店に修理出すのも良いかもしれませんが、それなりに高くついてしまう可能性もあります。あまりお金をかけたくないという方は、是非自分で靴の修理にチャレンジしてみてください。
