靴を履いていると、つま先が痛い。そんな経験はありませんか？靴によるつま先の痛みは、主にサイズが合っていないか、つま先の形状が原因と言われています。今回は、つま先が痛くなる原因と軽減する対策について紹介します。

つま先が痛い！靴によって痛みの原因が違う

つま先の痛みは、靴の種類によって主な原因が異なります。パンプスやスニーカー、ヒールによるつま先の痛みはなぜ発生するのか、それぞれ見ていきましょう。

パンプスで痛いのはつま先の形状が主な原因

人間の足のサイズが様々であるのと同様に、つま先の形状も人それぞれです。パンプスは、つま先の形状が特徴的なものが多いため、自分のつま先の形と合っていないと、痛みを感じやすいのです。人のつま先の形状は、主に3つに分類されます。それぞれのつま先の特徴と、合っているパンプスの形は以下通りです。

・スクエア型
日本人では、かなり珍しいタイプの形。足の親指から小指にかけてほとんど長さが変わらず一列に並んでいるような形をしています。スクエア型は、つま先部分が四角になっている「スクエアパンプス」が、指先を圧迫しないのでおすすめです。

・ギリシャ型
日本人の約2割に人に見られる形。人差し指が一番長いタイプで、三角形のような形をしています。おすすめは、「アーモンドトゥ」という先がとがった形状のパンプスです。

・エジプト型
ほとんどの日本人のつま先の形状が、エジプト型と言われています。親指が一番長く、小指にかけて段々短くなっています。パンプスは、つま先が斜めにカットされた「オーブリークトゥ」がおすすめ。また、緩やかなカーブを描いた形の「ラウンドトゥ」タイプも良いでしょう。

スニーカーで痛いのはサイズ違いが主な原因

どの靴でも、サイズが合っていなければ足が痛くなるのは当たり前。革靴やヒールなど、他の素材の靴に比べて、足に負担がかかりづらいスニーカーを履いていて痛いと感じるのは、サイズが主な原因です。大きいと、動くたびに足がズレてつま先が当たり、小さいと指先が圧迫されてつま先や足全体が痛くなります。

ヒールで痛いのは足の形や前傾重心が主な原因

女性のおしゃれに欠かせないヒールの高い靴は、見た目の構造からも足に負担がかかりやすいことがわかるでしょう。かかとが高い位置にあり、前傾重心になるためつま先に痛みを感じます。また、血流が悪くなりやすいので、ふくらはぎのむくみの原因にもなります。

痛いつま先をそのままにしない！靴選びなどの対策法

靴の種類によって、つま先が痛くなる主な原因は様々です。しかし、どの靴もサイズがとても重要。ここでは、正しい靴の選び方や、グッズを利用した対策法なども紹介します。つま先の痛みを我慢して、そのまま靴を履き続けているのは危険なので、ぜひ参考にしてみてください。

つま先に余裕はあるか？痛い靴はサイズが間違っている

自分に合うサイズの靴をはいていないと、つま先の痛みなどのトラブルが発生します。これは、どの種類の靴でも共通して言えることです。また、サイズと同時に「足長」「足幅」「足囲」で考えることが重要です。

・足長
つま先からかかとまでの長さのこと。つま先には約1〜1.5cmの余白を確保しておくことが理想とされています。

・足囲
足の親指と小指の付け根の周囲のこと。このサイズに合うかどうかで、つま先の余裕やかかとのフィット感が変わります。

・足幅
親指の付け根の出ている部分から小指の骨の出ている部分までの長さのこと。足幅に余裕がありすぎる靴は、紐でキツく結んでもサイズがフィットしません。

靴の中で足が滑るとつま先に当たる！インソールで対策

どうしてもサイズが合う靴がない場合や、大きめの靴を購入してしまい返品できない場合は、グッズで対策しするのがおすすめです。つま先が痛いのは、足が靴の中で滑ってしまうことが原因。そのズレを解消するのに効果的なのが、インソールです。インソールは、靴の中で足を安定させる効果があり、グリップ性の高いものであればより効果的です。つま先の痛みを早急に解消させたい場合には、つま先用クッションを入れる方法も良いでしょう。

靴を正しく履くのは意外に重要。正しい履き方を伝授

サイズが合っているのに、なぜか靴を履いて歩くとつま先が痛くなる。そんな人は、一度靴の履き方を見直してみましょう。正しい靴の履き方をしていないと、つま先が痛くなる原因にもるのです。紐や、ベルトがついているタイプの靴は、足が靴の中で動かないようにしっかりと固定しましょう。

つま先が痛い人におすすめのインソールやグッズを紹介

つま先の痛みを早急に解決したい場合や、つま先が靴に当たってしまう場合には、グッズでの対策がおすすめです。つま先用のクッションやインソールを使用するのが効果的でしょう。ここでは、つま先が痛い人におすすめグッズを紹介します。

100均のつま先用グッズを利用すればすぐに解決

100均には、つま先の痛みを和らげる様々なグッズがあります。

・つま先用クッション
ダイソーのつま先用クッション。縦3×横7.5×厚さ2cmの大きさで、ニオイ菌も防止してくれる優れものです。
詳細をチェック

・つま先用ジェルパッド
ダイソーのつま先用ジェルパッド。衝撃性が強く、水に濡れても大丈夫なのでサンダルなどにも利用でき、お手入れも簡単です。
詳細をチェック

・つま先用インソール
ダイソーのつま先用インソール。粘着テープが付いているので、靴に取り付けるのも簡単で、クッション性もあるため、衝撃を吸収してくれます。
詳細をチェック

今、つま先が痛いという人や、すぐにつま先の余りや当たるのをどうにかしたいという人は、「クッション」が良いでしょう。ジェルパッドやインソールは、靴の中で足が動いてつま先が当たるのを防いでくれるので、予防したい人におすすめです。

まとめ

どの靴にも共通して言えるのが、サイズが合っていないということです。靴は、大きすぎても小さすぎても、つま先のトラブルに発展してしまいます。靴を買い換えることができない場合には、つま先用のクッションなどのグッズで対策するのがおすすめです。100均にも優秀なグッズがたくさんありますので、手軽に利用できますよ。

• つま先