あなたでもできる!すり減った靴のかかとの修理方法
靴のかかとが減って困っていませんか?
長い間靴を履いているとどうしても靴のかかとが減ってしまいますよね。
ですが靴屋で修理をするとどうしてもお金がかかってしまいます。そんなとき、自分で修理をしてみてはいかがでしょうか。
「難しそう…」と思うかも知れませんが、意外にも簡単にできちゃいますよ。
この記事では、革靴のかかとの修理方法とスニーカーのかかと、そして靴のかかとがすり減らないようにする方法を紹介していきます。
記事を読み終えたら、きっと自分で靴のかかとを修理できるようになっていますよ!
革靴のかかとを修理する2つの方法
まずは靴のかかとを修理する方法を紹介していきます。
靴底補修材シューグーを使う
最初の修理方法は、「シューグ―」という靴底補修材を使う方法です。
まずは、シューグーに付属しているヤスリを使って、補修する部分を削っていきます。
これは、シューグーをかかと面に密着させるためです。
シューグーを塗り、すり減っている部分を補修します。塗り終わり、24時間乾かせば終了です。
かかとを交換する
「ヒールトップリフト」という、ヒールが直接地面に接地する部分の交換です。
新しいヒールトップリフトの交換に必要な道具は、くぎ抜き・ヤスリ・接着剤・インク・包丁(カッター)です。
新しいヒールトップリフトの交換のおおまかな流れとしては、以下の通りになります。
① ヒールトップリフトを剥がし、靴底にヤスリを使って平らにする。
② 新しいヒールトップリフトの底面と床革に、接着剤を塗布する。
③ 半日以上乾かしたらドライヤーで底面と床革に熱風を当てる。
④ 新しいヒールトップリフトを床革に貼り付けてから、ハンマーで叩く。
⑤ 接着しはみ出た部分をカッターで切る。
⑥ やすりがけをしてから、染色とワックスをかける。
最初は大変そうと思うかもしれません。しかし、かかと本体に損傷がなければ、この方法で靴のかかとは復活します。一度その方法を覚えてしまうと、意外と簡単にできてしまいますよ。
スニーカーのかかとを修理する2つの方法
次にスニーカーのかかとを修理する方法を紹介していきます。
スニーカーのかかとは、靴の部分でも消耗の激しい部分の一つですので、ダメになってしまったら捨ててしまうという方が多いですが、自分で修理することも可能です。
革靴と同様にシューグーを使う
革靴の修理でも使った「シューグー」を使います。やり方は革靴のときと一緒。
やすりで減った部分を平らにしてから、すり減った部分にシューグーを塗っていきます。
そして24時間乾かせば終了です。
シューズ補修材かかとタフを使う
次は、「かかとタフ」という修理グッズを使った方法です。
使い方は先ほど紹介したシューグーと一緒ですが、修理時間も10分と非常に短くて済むというのが特徴。
ただし注意しておきたいのは、損傷が強いスニーカーの修理には向かないという点です。軽い損傷であれば、かかとタフを使うのがおすすめです。
靴のかかとのすり減りを少なくするためには
靴のかかとのすり減りが少なくなれば、修理する必要はなくなりますよね。最後に、どうすれば靴のかかとの損傷を防ぐことができるのかを紹介していきます。
靴のかかとに負担のかからない歩き方にする
靴の損傷が激しい人は、正しい歩き方をしていない可能性があります。
一般的に内股の人は靴の内側が傷みやすくなり、ガニ股の人は外側が傷みやすいという特徴があります。
靴のダメージを防ぐためにも、正しい歩き方をしましょう。
姿勢を正しくして、かかとから地面に着地させるというのがベストの歩き方です。
同じ靴を履かないようにする
どんなにお気に入りの靴であっても、毎日同じ靴ばかり履かないようにしましょう。
同じ靴を履き続けてしまうと、靴に溜まった水分によって靴が傷みやすくなってしまうからです。
基本的、一度履いた靴は最低1日休ませてください。
そうすることで靴自体の寿命が長くなり、結果的に長持ちするようになります。
靴を履くときはシューホーンを使う
「シューホーン」とは、日本語で「靴べら」を意味します。シューホーンを使って革靴を履くことで、靴が長持ちするようになるでしょう。
革靴で特に傷みの激しい部分は、かかととつま先です。
革靴を履くとき指をかかとに入れたり、つま先を地面にトントンして履いていませんか?
両方とも、革靴の寿命を縮める要因なので、止めるようにしましょう。
革靴を傷めないためにも、シューホーンを使って正しく革靴を履くことを心がけてください。
まとめ
靴のかかとの修理方法というものが、シューグーなどの専用補修用品を使えば、簡単に修理できることが分かったのではないでしょうか。
修理をして長く履くのはもちろんおすすめですが、正しく靴を履き、正しい姿勢で歩くことで、靴のかかとが減らないように日ごろの心がけも必要ですね。そして、お気に入りの靴も、きちんとお休みをさせてあげてください。