革靴のかかとがすり減ったたどうする?自分でもできる修理方法

革靴のかかと(ヒール)は長く履いていると、いずれ擦り減って壊れていきます。しかしかかとが壊れたからといって革靴を買い替える必要はありません。安いビジネス革靴ならまだしも、しっかりした作りの革靴は、かかとを修理したり交換したりすれば今後も履き続けることができるのです。では、かかとが壊れてしまった時は、どのように対処すればいいのでしょうか? そこで今回は、壊れたかかとを修理する方法について紹介していきたいと思います!

革靴のかかとが壊れたり擦り減った時の対処法

出典:ArveBettum / ゲッティイメージズ

壊れた革靴のかかとに対処する方法は大きく分けて2通りです。まずひとつは、自分で補修材を入手して修繕すること。もうひとつの方法は、業者に持ち運んで修理してもらうことです。「革靴を捨てる」という選択肢もなきにしもあらずですが、革靴は使いこんでいくほど愛着が湧いてくるアイテム。よほどボロボロでないかぎりは、かかとを修理して今後も使ってあげてください。

修理素材や修理道具を揃えて自分で直す方法

「革靴のかかとを自分で修理する」と聞けばなんだかハードルが高そうですが、意外にそうでもありません。実際にやってみると、思っていた以上に簡単なのです。ただし、交換ともなればかなり難易度が上がりますので、そのときは修理業者に持ち込んだほうが早いでしょう。

さて、革靴のかかと修理なのですが、方法としては擦り減った部分に補修材を塗りこんで埋め合わせるのが基本的なイメージになります。まずは靴屋さんやデパート、Amazonなどで革靴の補修材を購入しましょう。用法要領に従って手順を踏めば、すぐに直せます。

業者に革靴を預けてプロの修理を依頼する

自分で修繕するのが億劫だとか、もともと不器用でそういう細かい作業が向いていないという方は、修理業者に任せるのがもっとも手っ取り早いでしょう。自分で直すよりもやや時間がかかりますので、修理に出してからどれくらい時間がかかるのかは先に確認しておいたほうが良いです。修理にかかる時間は、業者側のスケジュールや他の顧客の修理依頼状況によって大きく異なります。修理に出すタイミング次第では、仕事に間に合わないかもしれませんから、替えの革靴を用意しておくか、週末などのタイミングを見計らうようにしましょう。

革靴のかかとの修理にかかる費用と修理期間

出典:rusak / ゲッティイメージズ

革靴のかかと修理にかかる費用相場は業者によってピンキリですが、簡単な修繕なら安くなりますし、完全に交換する場合は相応の値段がかかることになります。

だいたいの相場と修理にかかる期間は?

修理にかかる期間も業者によってマチマチです。かかとの擦り減りを埋め合わせる程度なら一日で終わる場合もあるでしょう。しかし、かかとの交換ならば、業者のスケジュール次第では数日かかるかもしれません。どちらせによ、前もって相談することをオススメします。だいたい相場は2,000円~5,000円程度です。

革靴のかかとを壊さない工夫を要点で紹介

出典:Sviatlana Barchan / ゲッティイメージズ

革靴のかかとを長持ちさせるためのコツを紹介します。

歩き方を改善して靴の負担を減らせば長持ち

かかとがすり減りやすい人は、革靴だけでなくスニーカーなども同じようにかかとがよく擦り減る悩みを抱えているはずです。では、どうしてかかとがそんなに早く擦り減ってしまうのでしょうか? 理由は簡単で、歩行時にうまくけり出しができておらず、かかとを引きずるように歩いてしまうことが原因です。かかとから接地して、そこからつま先で地面を蹴って前進する。この基本的な歩行動作を意識すれば、「なぜか人より早くかかとがすり減ってしまう……」という悩みから解放されるはずです。

革靴を複数用意してローテーションで長持ち

革靴を長く使うためのコツは、やはり複数の革靴を用意して毎日ローテーションすることです。一足だけを履き続けていると、どうしても劣化が激しくなります。日光に晒される頻度が増えますし、靴中の湿気を取り切れずに何度も履くうちに、匂いが染みついてしまったり、形が崩れてしまいます。もちろん、かかとへの負担も増えます。なので、最低でも2足は用意するのがベターですね。余裕があるなら、3足~5足用意できれば理想的です。

まとめ

出典:cienpies / ゲッティイメージズ

革靴のかかとが壊れたた際、すぐに別の革靴を購入しなければならないかといえばそうではありません。かかとは自分で修理できるし、業者に依頼すれば交換することだって難しくないのです。もちろん、自分で修理するのが面倒であったり、不器用で向いていないという方は業者に相談するのが一番ですが、なるべくなら自分で安く革靴を修理したいですよね。革靴は使いこむほど愛着が湧いてくるアイテムです。お気に入りの一足を見つけたらこまめに手入れをし、かかとが磨り減ったらその都度ケアして末永く付き合ってあげてください。長く履けば履くほど自分の足に馴染み、いつのまにか最高の相棒となってくれるでしょう。

キーワード