ほどけない靴紐の結び方。正しく結べばかかとがズレない! 

しょっちゅう靴紐が解けて困っている方は意外と多いはずです。
「でも靴紐の結び方なんて蝶々結びしかないんじゃないの?」と思っている方も多いことでしょう。実は靴紐の結び方は蝶々結びだけではありません。

この記事では、靴紐がほどけてしまう理由やおすすめの靴紐の結び方、そして靴紐がほどけなくなる商品を紹介していきます。

靴紐がほどけてしまう原因

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靴紐がほどけてしまう原因なんてあまり考えたことがないのではないでしょうか。
仮に靴紐がほどけてしまう場合なら、立ち止まって結び直せばよいでしょう。

しかし大事な大会などで靴紐がほどけてしまっては、満足な記録が出ないばかりか
最悪転倒し、怪我につながってしまう可能性もあります。
靴紐の結び方を知る前にどうして靴紐が緩んでしまうのかを知っておきましょう。

ナイロン製の靴紐を使っている

靴紐が緩んでしまう原因が、靴紐そのものにある場合です。
靴紐の素材にはゴム製のものや綿素材やナイロン素材など様々ありますが、ナイロン素材は滑りやすい素材のため、ほどけやすいと言われています。ランニングなどで靴を選ぶときはナイロン素材の靴紐は避けるようにしましょう。

足の動き

靴紐がほどけてしまう原因としては、足を動かす際の振動も考えられます。
2017年4月12日に発表された英学術誌「Proceedings of the Royal Society A(英国王立協会紀要)」によると、靴紐の結び目に重力と足のスイングする力が加わることで、しっかりと結んでおいた靴紐もほどけてしまうという発表がされているのです。

マラソンでもOK。靴紐がほどけない結び方  

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次に靴紐がほどけなくなる靴紐の結び方を紹介していきます。どれも普段使っている蝶々結びよりもほどけ難いので、マラソンや短距離走など激しい運動の際にも使用できる結び方です。

ミズノ流靴紐の結び方  

最初に紹介するのは、日本のスポーツ用品メーカー大手のミズノが推奨している靴紐の結び方です。簡単には緩まずほどけ難いという特徴があります。

①まず普通の蝶々結びをする。
②締める前に、蝶々の左右の羽根部分のどちらか一方をもう一度輪にくぐらせる
③輪に通した後は、強く結んで終了。

‏補助穴を使って結ぶヒールフィット

ヒールフィットはスニーカーにある補助穴を使った結び方です。
補助穴は2つあるのですが、多くの方は1つしか使っていません。
ヒールフィットの特徴は足と靴のフィット感を強くすることができるので、安定した走りができます。

①補助穴の1つ目は内側から、2つ目には外側から靴ひもを通して輪を作る
②その輪に靴ひもを通してひっかけるように反対側に引っ張り、結ぶ

解けないのにエレガントなベルルッティ結び

ベルルッティ結びはフランスの紳士靴ブランドのベルルッティが用いたことから現在、フランスのシューズブランドはこの結び方を採用しています。
ベルルッティ結びのポイントは蝶々結びを2回行うというものです。

①一度紐を交差させた後、もう一度交差させ二重にする
②普通の蝶々結びの要領で、緩まないよう注意しながら中央に輪を作る
③ 普通の蝶々結びでは輪に通した紐(蝶々の羽根部分)を引っ張り締めて終わりですが、ここで紐を長めに引き出す
④蝶々の羽根部分をもう一度、中央の輪に折り込むように通す
⑤結び目が二重になっていることを確認する
⑥両方の紐を引っ張り、締める

靴紐がほどけなくなるグッズ2つ

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最後に靴紐がほどけなくなるグッズを紹介していきます。
先ほど3種類の結び方を紹介してきましたが、中には「靴紐を結ぶのがあまり得意ではない。」という方もいるでしょう。

そんな方は靴紐がほどけなくなるグッズを使ってください。ここでは特におすすめのものを紹介してきますよ。

伸縮するワンタッチ靴ひも NO-TIE SHOELACES

NO-TIE SHOELACESは、靴紐を穴に通しシューロックとエンドピースを付けることで、強いロックがかかり靴紐が緩まなくなります。
また伸縮性のある素材を使っているので疲れにくく快適に使用することができるでしょう。
材質はゴム・プラスチック樹脂でできているので、解け易いということはありません。

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くつひもストッパー EBY020

EBY020は靴紐の結び目に取り付けるものです。
外側のプラスチックの部分をそらせながら靴紐をスライドさせることで、靴紐をきつくしたり、緩めたりすることが可能なグッズとなっています。
靴紐に着けるのも非常に簡単で時間もかからないので、おすすめの商品です。

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まとめ

出典:Pixabay

「長距離や短距離で記録を残したい!」そう思っている方は是非、蝶々結びではない、結び方をマスターしておくようにしましょう。

前述しましたが、大きな大会になればなるほど、1つのミスが命取りになってしまいま す。蝶々結びではない結び方は最初、難しく感じるかもしれません。しかし毎日少しずつ練習することできっとマスターできるようになるでしょう。

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