
消耗の激しいランニングシューズを長持ちさせる手入れ方法とは
消耗の激しいランニングシューズ。どれだけ気に入っていても、使い続ければやがて靴底などがすり減って捨てなければなりません。それがランニングシューズの宿命と言えるでしょう。しかし、手入れによっては、通常よりも長く使い続けることができるようになります。今回は、少しでもランニングシューズが長持ちできる方法を紹介します。
ランニングシューズは手入れをしたほうがいいの?

ランニングシューズは消耗品というわけで、そもそもまともに手入れをしたことがないという方もいるのではないでしょうか。しかし、その認識は誤りです。安かろうと高かろうと、ランニングシューズはきちんと手入れさえすれば長持ちしますし、手入れを怠ればあっという間に消耗して使い物にならなくなってしまいます。
トップアスリートも手入れの実践をしている
一流のアスリートが道具を大切にすることは、みなさんも耳にしたことがあるはず。じつはマラソンランナーたちも、ランニングシューズの手入れをとても念入りに行っています。手入れをするかしないかで、かなり走り心地が変わってくるようです。それは足のケガを予防することと深くつながっています。足腰を痛めないようにするためにも、ランニングシューズの手入れはぜひ実践しましょう。
シューズの手入れをする意義
どんなスポーツシューズにも言えることですが、ランニングシューズを長持ちさせるには、手入れが必要です。日々のランニングで付着した汚れを落とし、シューズの中のインソールを乾かして清潔さを保つ。それが手入れで大切なポイントです。手入れをするとクッショニング性能を損なう可能性が減るので、ケガの防止にもつながります。
ランニングシューズの手入れ方法
ランニングシューズの手入れ方法を具体的に紹介しましょう。
表面に付着した汚れを落とす
ランニングシューズは、泥や土埃などの汚れが大量に付着します。パッと見て汚れていないように見えても、実はとっても汚くなっているのです。こうした汚れは、生地を傷めるだけでなく、雑菌の繁殖を促すリスクがあります。ランニングが終わったあとは、柔らかい布や、革靴の毛ブラシなどでしっかり汚れを落としてあげましょう。
水で汚れを洗い落とす方法
どうしても泥汚れや汗シミが目立って しまうという場合は、水洗いをするとよいでしょう。インソールや靴ヒモを取り外して、専用洗剤を混ぜたぬるま湯にシューズを浸けます。そこで優しく揉んであげたり、ブラシで軽くこすりましょう。かなり汚れが落ちるはずです。
洗い終わったあとは、しっかり水気を切って陰干ししましょう。けっして直射日光には当てないように。乾くのを焦ってドライヤーにかけるのも絶対にNGです。極端に乾燥して生地が傷んでしまいます。新聞紙を靴中に詰め込んでおくと、乾くのが早くなるのでおすすめです。型崩れを防げるので一石二鳥ですよ。
直射日光は避けて保管しよう
ランニングが終わったあとは、シューズの保管の仕方に気を付けましょう。こちらも 、手入れの一環です。運動後のランニングシューズは、たっぷり汗を吸っている状態です。湿気は雑菌の温床となります。そして雑菌は、ニオイや水虫の原因に。それを防ぐためにも、ランニング後は風通しのよい日陰に保管するようにしましょう。直射日光は避けてください。日光によってシューズの表面が傷んでしまいます。
シューズの素材に使われている素材は、かなりの割合で化学繊維です。直射日光(紫外線)は、これらの化学繊維を劣化させてしまいます。ランニングシューズの心臓ともいえる靴底はゴム素材ですから、日光が当たりすぎるとあっという間に劣化し、弾力性を失ってしまいます。弾力性を失った靴底で走れば、当然、着地の衝撃を吸収できず、足腰を痛めてしまう恐れがあります。
ランニングシューズの手入れに便利なアイテム
ランニングシューズを長持ちさせる便利なアイテムを紹介しましょう。ランニングシューズだけでなく、他の靴製品にも使用できるので、常備しておくと何かと役に立ちます。
【コロンブス】アメダス防水スプレー

メイドインジャパンの防水スプレー「アメダス」。防水&防汚コーティングを靴の繊維に施すことで、あらゆる汚れにバッチリ耐性がつきます。それでいて通気性を損なわないで、ランニングシューズを快適に履き続けることが可能。防水スプレーの定番「アメダス」。ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
【ジェイソンマーク】 ESSENTIAL KIT シューケアキット

アメリカはロサンゼルス発祥のスニーカーケアの定番、「ESSENTIAL KIT」。クリーニングブラシ、クリーニング洗剤がセットですぐにケアを行うことができます。本格的にランニングシューズをケアしたい方に。
まとめ

ランニングシューズは確かに消耗品ですが、手入れ次第で寿命を延ばして長持ちさせることができます。ケアを怠り、劣化してしまったシューズは本来の性能を発揮できないので、ケガの原因にもなり得ます。しっかり手入れをするように心がけましょう。