正しく丁寧なお手入れで長く使おう!登山靴の洗い方を紹介
登山が趣味の方にとって、登山靴は大事な道具の一つです。特に長く使えるように、高いブランドの登山靴を購入している方も多いのではないでしょうか?
しかし、そんな登山靴でもお手入れを怠ると寿命が縮んでしまい、新しい靴に買い換えなければならなくなってしまいます。登山靴は定期的なお手入れが大事なので、正しいお手入れ方法を学び、きちんとお手入れするようにしましょう。これから登山靴の汚れが溜まりやすい場所や正しい洗い方、登山靴の保管方法を紹介します。
登山靴の汚れが溜まりやすい部分は?
まずは登山靴の汚れが溜まりやすい場所から紹介します。靴は部分によって汚れやすい場所と汚れにくい場所があるので、汚れが溜まりやすい場所を把握したうえで洗わなければいけません。これから汚れやすい箇所を2つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
タンは土汚れが溜まりやすい
タンは靴紐の裏側に当たる部分で、甲中央の部分の内側につく泥除けのことです。この部分は汚れが溜まりやすく、特に土や埃が溜まってしまいます。土や埃が溜まると汚れが目立ちますし、足に不快感が生じるのでしっかりと汚れを落としましょう。
また、タンは内側にウレタンパッドが入っているので、劣化が進んでいないか、交換の必要がないかの確認も大事です。ウレタンパッドの劣化が進むと剛性が低下してしまうので、足の甲を怪我してしまう可能性もあります。そのため、きちんと確認しましょう。
カビも発生するアッパー部分
アッパー部分はカビの発生が起こりやすい部分です。水や空気に直接触れるため、暗い場所やジメジメした場所に保管しているとカビが発生してしまいます。そのため、久しぶりに登山靴を使うときには、特にアッパー部分の確認が必要です。また、アッパー部分は乾燥によるひび割れも起こしやすいので生地が破れているかどうかの確認も必要です。
登山靴の正しい洗い方を覚えよう
次に登山靴の正しい洗い方を紹介します。正しい手順通りに洗うことで汚れも取れやすく、痛みにくくなるので正しい方法を知っておくことは大事です。これから紹介する方法は誰でも真似しやすい簡単なやり方なので、ぜひ参考にしてみてください。
登山靴は使用する前に簡単にお手入れすると傷みにくいのでおすすめです。方法は防水スプレーとブラシを用意し、靴紐をとってから全体的にスプレーを吹きかけます。これで登山中に雨や水たまりがあっても靴が濡れないので安心です。スプレーをしたらブラシでブラッシングします。スエード素材は生地を傷めないように毛の流れに添いながら優しくすると良いです。
次は、使用後の登山靴のお手入れ方法を紹介します。
まずは道具の準備をしよう
道具は防水スプレー、あったら中性洗剤、割り箸とスポンジ、新聞紙を用意しましょう。
中敷を外して靴底の石を取る
手順の一つ目は、中敷を外します。中敷きは簡単に水洗いし、乾かしましょう。また、中敷を外したら靴紐を取り、汚れがひどい場合は中性洗剤で洗います。次に靴底の石を割り箸で取り除きます。石が詰まっているとグリップ力が落ちるので登山中に不便です。裏側も石がないかを必ず確認しましょう。
アッパーを磨いて汚れを落とす
アッパーは汚れがひどい場合は水で濡らしたスポンジで軽くこするようにして洗いましょう。スポンジだと生地に傷がつきそうな場合は濡らしたタオルでも構いません。この時に気をつけるのは水に直接つけることです。水につけると防水機能が悪くなるので、やらないようにしましょう。アッパー以外の部分で汚れが気になる場合はブラシなどで軽く落としましょう。
最後はしっかりと干して防水スプレーを
乾かす時には日にしっかりと当てるのが大事です。ここまで終わったら防水スプレーをかけて仕上げましょう。
洗い終わりの登山靴保管の注意点
洗い終わった登山靴は正しい方法で保管することも大事です。保管方法を誤ると痛みやすくなるので、保管する上での注意点をあらかじめ知っておきましょう。
湿気が多い所には置かない
登山靴は湿気の少ないところで保管することが大事です。シューズラックや靴箱に入れる際も、通気性があるかどうかを確認しましょう。
また、その際には除湿剤などを一緒に入れておくと良いでしょう。除湿剤はスリムタイプなど邪魔にならないのもたくさんあるので、保管スペースにも困りません。登山靴はきちんとした方法で保管するだけでなく定期的に使用することも大事です。長く履いていないとソールが剥がれることもあるので、必ず年に数回は履くようにしましょう。
まとめ
登山靴はきちんとお手入れすることで長く使えるので、定期的なケアを怠ってはいけません。また、洗い方も簡単なので誰でもでき、きちんとお手入れされた登山靴は使っていても気持ちが良いので、しっかりとケアするようにしましょう。
ここでは汚れが溜まりやすい場所も紹介しましたが、洗う際にはそういった部分もきちんと意識しながら洗うと、より綺麗になります。ご紹介したお手入れ方法を参考に、ぜひ一度試してみてください。