サイズと足の形が大切!つま先が痛くならないパンプス選びの方法

パンプスを履くとつま先が痛くなるという人がいますが、それはなぜでしょうか? それは、正しく自分の足にフィットしたパンプスを選んでいないことが原因として考えられます。今回は「サイズ」と「足の形」に焦点を当てて、つま先が痛くならないパンプス選びの方法を紹介します。

パンプスを履くとつま先が痛くなる原因は?

出典:Staras / ゲッティイメージズ

パンプスを履くとつま先が痛くなる人に共通して考えられる原因を挙げてみました。きっと皆さんにも思い当たる点があることでしょう。痛みを解消するには、まずは原因をしっかりと知ることです。

単純に足のサイズがパンプスに合っていない

パンプスは足の甲の部分がポッカリ空いているため、基本的に脱げやすくなっています。ですから、サイズが合わないと歩くたびにつま先部分に負担がかかって痛めてしまうのです。
サイズが大きすぎて小さすぎてもつま先に負担がかかるので、気を付けなければなりません。パンプスは普段使いで足に当たるため、痛くならないようにゆったりとしたサイズを選ぶ人がいますが、それが靴ずれを引き起こしてしまうのです。
革製の場合、元々ゆったりしたサイズならさらに緩くなるので、歩行時の靴ずれが顕著になってしまいます。

「足の形」がパンプスに合っていない可能性

パンプスはスニーカーと違って硬めに作られています。そのため、サイズだけでなく、「足の形」が合わないとつま先が痛くなってしまいます。
「足の形」は、人によって大きさがそれぞれ異なります。自分の足の形(指先の形も含め)がどんなものかを把握し、それに見合ったパンプスを選ばなくてはなりません。

自分に合ったパンプスを選ぶポイントとは

出典:agencyby / ゲッティイメージズ

パンプスを履くたびに足指を痛めると嫌になりますよね。パンプスに向いてないのかな、と思う人もいるかもしれません。しかし、それは「ちょっとまった」です。パンプスは、自分の足に合ったものを選べばちゃんと問題なく履けます。まずはパンプス選びのポイントを知ることが先決です。

自分の足の幅(ワイズ)の大きさを知っておく

パンプス選びでは、足の全長サイズだけでなく、「横幅」(ワイズ)を把握しておく必要があります。足幅が合っていなければパンプスがゆるくなり、歩くたびにつま先が「ズレ」てしまいます。
特に高いヒールのパンプスだと、歩行時に前スベリしてつま先が痛くなり、姿勢も崩れてしまいます。そうなると、つま先に余計な負荷がかかり、靴擦れなどを引き起こしてしまうのです。パンプスを選ぶときは、足のサイズと一緒にワイズも測定しておきましょう。

自分の足の指先(トゥ)のカタチを知っておく

足の形は3タイプに分類されます。まずひとつめは、親指よりも人差し指が長い形をしている「ギリシャ型」と呼ばれる足のタイプです。指先に沿って線を描くと、人差し指を頂点にした「山」になるイメージです。つま先の形状がシャープなスクエアタイプを難なく履くことができます。

ふたつめは、「スクエア型」と呼ばれる足のタイプ。足指の先がすべて同じ長さなのが特徴です。スクエア型の人は、つま先部分が先細ったパンプスを履くと指先を圧迫して負担をかけてしまうのでオススメできません。くれぐれも見た目やデザインに惑わされないように気を付けましょう。

最後は、「エジプト型」と呼ばれるタイプです。日本人で最も多いといわれています。これは、親指が一番長くて、そこから「人差し指→中指→くすり指→小指」の順番になだらかに短くなっている形をしています。
この足形の人は、足の親指がシューズのつま先部分にぶつかりやすく負担をかけやすいので、つま先部分にある程度ゆとりのあるオブリーク型のパンプスが向いています。前スベリが心配な人は、デザイン性は多少落ちますがベルト(ストラップ)のあるパンプスを選ぶと良いでしょう。

パンプスのフィット感を調べるほかのポイント

出典:kieferpix / ゲッティイメージズ

パンプスがちゃんと足に馴染んでいるかを調べる大事な観点を説明します。

パンプスを履いた時につま先は自由に動くか

パンプスを試着したとき、もしも指先が自由にならず、ギチギチに固められていたのだとしたら、サイズが合っていない証拠です。ただし、測定サイズでパンプスを履くと始めはキツく感じます。しっかりフィットしているなら、徐々に緩くなってくるので大丈夫です。痛い場所がポイントであればストレッチャーでポイントを柔らかくするか広げるのがおすすめです。

パンプスを履いて自然に動いても脱げないか

パンプスの足囲(ワイズ)が合っていないパンプスを履くと、たとえサイズがピッタリでもすぐに脱げてしまいます。そういう状態でパンプスを履き続けると、なんとか脱げないように足に不自然な「力み」を強いることになり、つま先を痛めてしまいます。

パンプスのかかと部分はフィットしているか

パンプスの「かかと」がフィットしているかどうかも、パンプス選びでは重要なポイントです。かかとの形が合っていなければ、靴擦れを引き起こしやすくなります。
パンプスは、履き口のかかとの形状にそれぞれ個性があります。内側にカーブしているもの、まったくカーブがなくてストレートな形をしているもの、その形状がかかとのフィット感に影響します。
かかとから足首にかけたラインがストレート型のタイプの人は、かかと部分が内側に丸まったパンプスを履くと靴擦れを引き起こしやすくなります。
パンプスを試着する時は、かかとのフィット感を必ず確かめておきましょう。かかとのフィット感を無視すると、つま先だけでなく、かかとも靴ずれを起こすことになるので気を付けましょう。

まとめ

出典:VladTeodor / ゲッティイメージズ

パンプスを履きなれていない人がよく経験する「つま先の痛み」。これは、パンプスという履物の特徴をあまり理解していないことから生じます。今回は、足の指先を痛めない正しいパンプスの選び方やポイントを紹介しました。ぜひ参考にしてみてください。

キーワード