サッカーシューズは、各メーカーから実に豊富な種類が販売されています。多くのモデルは、ファンから根強い支持を受けている有名シリーズばかりです。そこで今回は、スパイク選びに困った人たちのために、おすすめしたい各メーカーのモデルなどを紹介していこうと思います。参考にしていただければ幸いです。ちなみにスパイクには、ソールごとにタイプが分かれています。頑丈なつくりのHG、天然芝でも滑りにくいFG、人工芝でのプレーを快適にするAG、柔らかいフィールドに対応したSGがあります。同じスパイクでも、それぞれソールごとに違いがありますので、表記に注意して選ぶようにしましょう。

トップアスリート御用達！ナイキのスパイクを紹介

海外プロ勢にも大人気のナイキ製スパイクを紹介します。

ナイキの唯一無二のレザー製！ティエンポ

足とスパイクのフィット感とボールコントロールにこだわりのあるプレーヤーにおすすめしたいのが「ティエンポ」。ファンから絶大な支持があり、現在では傑作と銘打たれています。オランダの使用素材は贅沢な天然皮革。このティエンポを使用している選手は、リヴァプールの英雄「ファン・ダイク」選手、レアルマドリードの「セルヒオ・ラモス」選手、そしてわが日本では「富安健洋」選手や「遠藤航」選手が愛用しています。

プロも愛用するシューズのおすすめは？

マーキュアル

縦横無尽にフィールドを駆けまわるプレイヤーには「マーキュアル」がおすすめ。“世界で最も収入の多いアスリート”の一人に数えられているネイマールが着用していたモデルとしても有名です。スパイクのフィット感もさることながら、特筆すべきはその軽量性。98年に登場して以来、その人気は衰えることなく、2019年で13シリーズ目を迎えます。一時期は、あのロナウド選手が愛用していた「マーキュアル」。20年にわたって積み上げられた技術と信頼を体感してみてはいかがでしょうか。

ファントムビジョン

攻撃的なプレーでも繊細なボールタッチを忘れない。まるでストリートサッカーで培われた野性味と創造性あふれる動きを体感できます。

一切無駄のない洗練されたデザイン！ファントムヴェノム

ボールコントロールの機能性を重視した「PHANTOM VENOM(ファントム ヴェノム)」。マンチェスターのスターリング選手、FIFA女子サッカーに最年少出場した経歴をもつアレックス・モーガン選手が愛用しています。前線でボールの主導権を握りたい選手におすすめ。ボールコントロールにかけてはピカイチの逸品です。

メイドインジャパン！ミズノ＆アシックス

日本製品も負けてはいません。ここからはミズノとアシックス製品を紹介していきましょう。

ミズノの定番はこれ！おすすめスパイク３選

モレリアシリーズ

30年以上ファンから愛され続ける「モレリア」シリーズ。近年のモデル「モレリア2」は、軽量性やフィット感を重視する姿勢をブレることなく受け継いでいます。インナーソールは、なんと水に浮くほどの軽さを誇ります。フィット感のおかげで、ボールの感触がダイレクトに足へと伝わります。日本のＪリーガー家長昭博選手、大島僚太選手などが愛用しています。

一方で「モレリアネオ2」は、「モレリア2」のさらなる軽量型として開発されました。踵部分のホールド性を体感できる一足に仕上がっています。本作はスペインのトーレス選手、日本では永井謙佑選手が愛用しています。

レビュラ３シリーズ

新機軸のインソールを搭載した「レビュラ」。敏捷性を極めた一足となっており、どんな状況でも最高のトラクションを発揮して抜群のパフォーマンスを実現しています。2019年の11月には、日本代表のボランチ・中島翔哉が契約を果たしました。他にも、吉田麻也選手、安西幸輝選手、コンサドーレ札幌のチャナティップ選手が愛用しています。

モナルシーダシリーズ

カンガルーレザーを採用し、柔軟性とフィット感を追求した「モナルシーダ」シリーズ。部活で本格的にサッカーをする学生にも選びやすいようにエントリーモデルも揃っています。また、足幅の大きい人には「モナルシーダNEO WIDE」「モナルシーダNEO SW」もあります。足幅（ワイズ）が大きくてフィッティングが心配という方にも安心です。

フィット感抜群！アシックス製スパイク２選

DS　LIGHTシリーズ

全4シリーズが揃い踏みの「DS　LIGHT」は、岡崎選手と仲のいいことで知られる乾貴士選手が愛用しているシリーズです。ワイド、レギュラー、スリムの足型に合わせてチョイスできるのもうれしいポイント。「DSLIGHT3」は「素足感覚」をコンセプトに作られたモデル。ステッチ部分にはカンガルー皮を採用。「DSLIGHTX-FLY4」はフィット性、軽量性に優れています。「DS LIGHT ACROS」はアウトソールにナイロンとウレタンを組み合わせた新機軸素材によりクッショニングを追求したモデル。「DS LIGHT AVANTE」はあの小野伸二選手にお墨付きをもらったモデルで、体軸の安定性とフィット感をとことんまで追求。「余分な力を入れずにボールをコントロールしやすい」と言わしめました。各シリーズは、部活のエントリーモデルとしても最適です。

ULTREZZA

“魔術師”ことＪリーガーのイニエスタ選手とアシックスが共同開発で生み出した「ULTREZZA」シリーズ。足とスパイクのズレを極限まで無くして一体感とホールド性を追求した一足です。

サッカーの定番ブランド！プーマのおすすめスパイク

90年代のサッカー界を象徴する「プーマ」のおすすめスパイクを紹介します。

精密なボールコントロールで差をつける！プーマワン

ボールタッチにこだわりのあるプレイヤーにおすすめしたいのが「プーマワン」。足回りのフィット感が抜群で、まるで素足で動いているかのようなストレスフリーを実現しています。アルゼンチンを代表するポイントゲッター・アグエロ選手が着用しています。彼がストリートサッカーで身につけた天才的なパフォーマンスを支えているのは、この「プーマワン」に他なりません。

奇抜なデザインで存在感抜群！フューチャー

ピッチで目立ちたいならこの一足！「フューチャー」シリーズは、その独特なデザインがポイント。次世代のサッカーシューズを彷彿とさせる挑戦的な試みは、ファンを魅了します。フィールド上での鋭い切り返しを高めているので、ボランチで活躍するプレーヤーにおすすめ。アウトソールも軽量化が追求されており、まるで素足でフィールドをかけているかのような快適さです。

正統派なデザインがそそる！パラメヒコ

プーマを代表する伝統的な傑作「パラメヒコ」シリーズ。今でもなお、根強い人気があります。90年代のサッカー黄金期をどこか彷彿とさせる細身のデザインに思わず血が騒いでしまうファンも多いハズ。プーマのどれにしようかと迷った時は、王道の「パラメヒコ」を手に入れてみてはいかがでしょうか。

アディダスでおすすめのサッカースパイク

日本サッカーとゆかりの深い「アディダス」も見逃せません。なにしろ日本代表のユニフォームがアディダスなわけですから、アディダス製品を愛し続けている方も少なくないでしょう。

アディダスといえばこれ！定番のシリーズ２選

プレデター

日本のＪリーグ黎明期に誕生したアディダススパイクといえば、やはり「プレデター」シリーズ。2015年には一度シリーズが“完結”しましたが、ファンからの熱烈なコールにより、その2年後には復活を遂げることができました。「捕食者（プレデター）」の名を冠しているように、全方位へ瞬発力を発揮してボールを奪い去ります。そんな本シリーズは、あのジダンやベッカムも愛用していました。

ネメシス

足首をぐるりと包み込むようにフィットさせた「ネメシス」。一切無駄のない洗練されたフォルムは美しいの一言。足首をガッチリ固定しているので、どんな激しい動きでもスパイクとの一体感は損なわれません。この安定感のおかげで、全方向へ思うままに動き回ることができます。「アジリティ」特化型のスパイク。それが「ネメシス」です。

抜きん出たフィット感！コパ

雨でぬかるんだコンディション最悪のフィールドでもパフォーマンスを発揮してくれるのが「コパ」シリーズです。従来スパイクと比べてなんと4割も水気をカットしてくれます。濡れたスパイクの不快感が気になる方は、ぜひ一度お手にとってみてください。

フィールドを縦横無尽に駆けまわれ！エックス

ディフェンスをかいくぐって敵のゴールへまっしぐら。まるで全盛期のマラドーナのような野性味あふれるプレーを求めるならこの「エックス 19.3 TF」がおすすめ。アウトソールとヒールが機動力を最大限まで引き上げ、これまでにないアジリティを実現しています。

まとめ

サッカースパイクは、伝統と権威ある有名モデルが目白押し。今回は、「このメーカーならこのシリーズは抑えておきたい！」というものを中心に取り扱いました。みなさんのお眼鏡に適う一足は見つかったでしょうか？この記事を参考にしながら、最高のスパイクを見つけてくださいね。

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