ディアドラのテニスシューズ「スピードコンペティション」の評判は?
テニスを始めたばかりの初心者は、豊富にあるテニスシューズの種類に面食らってしまうかもしれません。テニスはコートがたくさんあるため、それぞれの特性に合わせたシューズが用意されています。いきなりすべてを揃えるのは大変ですよね。
そこで今回は、初心者にもおすすめのシューズ「スピードコンペティション」シリーズを紹介します。ディアドラというイタリアのメーカーが提供するシューズで、機能性・デザイン性ともに昔から高い支持を集めています。気になる方はぜひご一読ください。
「オールコート用 SPEED COMPETITION 5 AG」について
「テニスを始めてみたはいいけど、どんなテニスシューズを選ぶべきかわからない……」そんな初心者の方のために、ディアドラというメーカーが販売している「SPEED COMPETITION 5 AG」を紹介します。
オールコート用とは
テニスコートは種類が豊富。日本で主流なのは、砂と人工芝の混ざった「オムニコート」、赤土や砂で作られた粘土質の「クレーコート」、ゴム質でバウンドの高い「ハードコート」などです。コートによって足元の滑りやすさやボールのバウンドに違いがあるため、テニスはコートの性質に適したシューズを選ぶ必要があります。しかし初心者の方は、いきなり各種のシューズを選ぶのもハードルが高いかもしれません。初期費用の負担も大きくなります。そんな時は、「オールコート用」を選んでおけば間違いないでしょう。これは、どんな種類のコートにも対応するシューズです。もちろん、オムニコート用ならオムニコート専用のシューズを選ぶのに越したことはないのですが、「オールコート」でも十分対応できるので、かなり融通性が利きます。
SPEED COMPETITION 5 AGの特徴
スピードを求めるプレイヤーにおすすめの一足。軽量性が「スピードコンペティション5 AG」の魅力です。軽量性と耐久性はなかなか両立しないイメージがありますが、「スピードコンペティション5 AG」はその両方を見事に実現しています。重心が低めなので、コートと足の接地感が抜群。自分の思うままの動きをサポートしてくれるので、リズミカルでアグレッシブなプレーをする人にぴったりです。また、本モデルのスタイリッシュなデザインが、ファッションアイテムとして見てもきらりと光るものがあります。
「オムニクレーコート用 SPEED COMPETITION 5 SG 」について
次に、同じくディアドラが販売する「SPEED COMPETITION 5 SG」を紹介します。最近、オムニコートやクレーコートで試合をすることが多くなった。これを機にオールコート用だけでなく専用シューズを用意しておきたい……そんな方におすすめです。
オムニクレーコート用とは
「オムニクレーコート用」とは、オムニコートとクレーコートの両方に対応しているモデルのことです。先程も少し触れましたが、オムニコートは、砂入り人工芝のコートです。人工芝のため不規則なバウンドがほどんとなく、球足も比較的遅いため、ボールに対応しやすいのが特徴です。ただし、人工芝ということもあり、足元がやや滑りやすいので要注意。シューズはグリップ力の高いものが適しています。またその一方で、クレーコートもまた滑りやすいのが特徴のひとつ。つまり「オムニクレーコート用」とは、“滑りやすい”コートで活躍できるシューズというわけなのです。
SPEED COMPETITION 5 SGの特徴
「SPEED COMPETITION 5 AG」と同様、軽量性に優れたモデル。オムニコート、クレイコートの両方に対応しているので、これ一足あればかなり安心です。日本国内の公式大会では、とくにオムニコートでの試合をする機会が多いです。ぜひとも用意しておきたいところです。また、このシリーズは靴の使用頻度や負担の多い部活生のために作られているので、耐久性も抜群。たくさん練習して腕を磨きたいという方にぜひともおすすめしたい一足です。
テニスシューズ「ディアドラ」の魅力とは?
「ディアドラ」のことをあまりよく知らない方のために、このメーカーにまつわる説明をしていこうと思います。
イタリア生まれの伝統あるメーカー
マルチェロ・ダニエリが創業の「ディアドラ(DIADORA)」は、戦後間もない1948年に産声をあげました。もともとは耐久性を売りにしたクライミングブーツやワーキングブーツが主力商品でしたが、世界的にスポーツ市場が拡大し始めた1970年代には、スポーツブランドとしての「ディアドラ」をマーケティングさせることに成功します。
いまでこそ、トップアスリートがメーカーと専属契約を締結する「シグネチャー」はごくごく当たり前になっていますが、実は何を隠そう「ディアドラ」こそ、シグネチャーを始めて試みた先駆的存在だったのです。1980年代にはいよいよテニスシューズ業界に参入することになります。これがテニスシューズ・ディアドラのブランドがスタートする契機でした。
デザイン性の面でファッション的にも高い評価
さすがイタリアといわんばかり、ディアドラのスポーツシューズは他メーカーと比べても頭ひとつ抜けるほどファッショナブルなデザインをしています。ジャケットを着合わせたコーディネートはもちろんのこと、シャツとジーパンのラフでカジュアルなスタイルにもばっちり。どんな服装でも足元をお洒落に演出してくれるディアドラは、テニスシューズとしてだけではなく、普段履き用としても愛好するファンが世界中にたくさんいるのです。
ダニエル太郎選手もシグネチャー契約している
新進気鋭の若手日本人プレイヤー、ダニエル太郎選手もディアドラとシグネチャー契約しています。2016年にはリオ五輪でベスト16入りを果たし、2018年にはあの強敵ジョコビッチ選手を破ってツアー初優勝を飾ったダニエル太郎選手。彼の快進撃を支えたのは、ディアドラのシューズだったことはいうまでもありません。
まとめ
半世紀以上の歴史をもつイタリアのシューズメーカー・ディアドラ。「靴はプレイヤーの足元を守るギア」という哲学が染み渡ったテニスシューズは、世界中のプレイヤーから高い支持を受けています。メイド・イン・イタリアということで敷居の高いイメージを抱くかもしれませんが、初心者用に開発されたエントリーモデルも多数開発されていますので、ぜひ一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。