サッカーのハイカットスパイクのメリットとデメリット

サッカースパイクは昔から「ローカット」タイプが主流でしたが、現在では「ハイカット」のスパイクを使う選手人口も増えています。では、ハイカットスパイクを履くことにはどんなメリットがあるのでしょうか? またハイカットのスパイクを使うとプレーに一体どんな影響が及ぶのでしょうか? 今回はそんなハイカットスパイクについて紹介していきたいと思います。ハイカットのスパイクを購入したいとお考えの方に詳しく解説してゆきます。

ハイカットスパイクはどんなサッカーシューズなの?

出典:Halfpoint /ゲッティイメージズ

ハイカットスパイクの特徴

靴の成形部分が足首まで伸びているものがいわゆる「ハイカットスパイク」です。そんなハイカットスパイクがプレーに影響を与える役割をご紹介します。

一点目は、左右に振れる激しい動きにもフレキシブルに対応する機能的な側面です。ハイカット部分が足首をガッチリとホールドしているため、俊敏に動くことができます。

二点目は、異物の混入を防いでくれること。スパイクのハイカット部分は、どのメーカーもニット加工しているアイテムを販売しています。ニット加工とはつまり、靴と靴下が一体になって成形されている状態のこと。ニット加工されたハイカットスパイクを履けば、足首にピッタリと靴下部分(ハイカット部分)が吸着しますので、泥や砂が入り込みにくくなります。靴の中に余計な異物が入る心配が減ると、プレーに集中できるようになるため、選手には嬉しい要素ですね。

最後に、もうひとつのハイカットスパイクが持つ特徴について説明します。それは、ケガのしにくさです。サッカーは、選手同士が激しく足を絡め合ってボールを取り合う特性上、足に関するケガの発生率が高いです。その際、相手選手のスパイクで足を傷つけられてしまうことも少なくありません。意図的でなくとも、結果的にそうなってしまうのです。そうしたシチュエーションを想定すれば、足首部分まで守られているハイカットスパイクは、もしものケガを未然に防ぐという利点があると言えるでしょう。

ローカットと比べたときのメリットデメリット

ローカットスパイクと比べたとき、ハイカットスパイクにはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか? スパイク選びの参考程度にまとめてみましょう。

メリット①激しい左右の動きに対応しやすい
メリット②泥、砂、小石などが靴中に入りにくい
メリット③足首のケガを防ぎやすい

デメリット①人によってはハイカットのほうが動きにくさや不自由さを感じます。足首をガッチリホールドされてないローカットのほうが瞬発性を発揮できる選手もいるのです。
デメリット②手入れがやや面倒。とくに「ニット加工」のハイカットは汚れやすく、臭いもつきやすいのでコマメに洗わなければならないのです。

ハイカットスパイクのオススメと価格

出典:bigjom / ゲッテイィイメージズ

ハイカットスパイクの価格帯はおよそ1万~2万円ほどです。予算の都合に合わせて気に入ったアイテムの購入を検討してみてください。

ナイキファントムビジョン

全体がメッシュ加工されたスタイリッシュなデザイン。設計に一切の無駄がなく、シューズと足の一体感がプレーへの集中力を高めてくれます。

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プレデター19+FG

アディダスの中でも人気の高い「プレデター」シリーズ。足とスパイクのフィット感のみならず、抜群のボールコントロールを実現するための設計が施されています。ヒール部分に工夫があり、長時間履いてもボールコントロールを維持できるハイカットスパイクです。

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ハイカットスパイクの洗い方や手入れの方法

出典:Halfpoint/ゲッテイィイメージズ

基本的には水洗いをしないでふき取る

水洗いは型崩れを引き起こしてしまいますので、他のスパイクと同様、汚れはふき取るようにしましょう。ニット加工された部分の汚れや臭いがあまりにも気になるなら、そこだけ上手に水に浸けて洗うことをおすすめします。

干すところは日向NG!必ず陰干ししよう

ハイカットスパイクに限らず言えることですが、汚れをふき取ったり磨いたあとは、日陰干しをしましょう。日向に置いておくと革が痛んで表面にひび割れが生じることもあります。長持ちさせるには、必ず陰干しを心がけましょう。

靴磨きや汚れ落としはコマメにしよう

ハイカットスパイクは、汚れのつく面積がローカットよりも多いので、手入れにかける手間は多少増えます。しかしやるべき手入れは他のスパイクと変わりません。プレーが終わったあとは、汚れ取りはもちろんのこと、消臭したり、靴中の湿気を乾燥剤で除去する行程も忘れずに行いましょう。

まとめ

ハイカットスパイクは、現在では幅広くサッカープレーヤーに支持されているスパイクです。自分のプレースタイルに合いそうなら、購入を検討してみるとよいでしょう。また、これまでローカットスパイクを履いてきたけれど、プレー中に泥・砂・小石などが入って困っていたという方も、ハイカットスパイク(とくにニット加工)はぜひともオススメしたいですね。

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